出会う前のセリのこと

セリは、個人でマルチーズのブリーダーをしているKさんというお宅の預かりっ子でした
Kさんから聞いた話では、セリは湘南にあるシェルティ専門のブリーダー犬舎で生まれたそうです
そこから最初の飼い主が購入して「セリ」と名付け、11ヶ月半になるまで育てられました

元の飼い主はマンション住まいでした
おそらくペット飼育禁止のところだったのでしょう
飼いきれなくなりセリを保健所へ処分に持ち込んだそうです
そのことを飼い主の知人が聞きつけ、「自分が引き取るから」と飼い主を説得して保健所からレスキューしてくれたのです
でもその知人も事情があり飼うことが出来ないので、新しい飼い主が見つかるまで…ということでKさんに預けたのでした

Kさんのお宅には7匹のマルチーズと高齢のシェルティが居ました
その犬社会の一番末席で、セリは遠慮しながら控えめに暮らしていました
他の犬達が我先にオヤツを貰っている時でも、名前を呼ばれるまでただ遠巻きに見ているだけの子でした
賢い子なので、自分の立場を理解していたんですね

Kさんは足が悪いとかで、体の大きなセリは散歩に連れて行ってもらえませんでした
ベランダに波板を張り囲っただけの“犬部屋”(Kさんはそう呼んでいました)に、老シェルティと2匹で一日中入れられ、排泄は浴室に新聞紙を敷いた上でさせられていました
何の楽しみも無く、ただ食べて、寝て、排泄をするだけの生活…
この生活を、Kさんは1年半とおっしゃっていましたが、実際はおそらく3年は送っていたと思います

それでも、一度は保健所へ処分に出されたセリです
助け出され、命の保証がある中面倒を見て頂いていたことに感謝です
助けて下さった方、長い間預かりをしてくれて私達にセリを出会わせて下さったKさん、本当に、本当に、ありがとうございました


⇒トップページ


[HPを編集する]

Powered byFC2